Aruba Networks のWLCにおける基本的なコマンドを解説
こんにちは。執筆担当Kです。
今回はArubaのWLCのコマンドについて基本的な部分を記載・解説していきます。
(OSバージョンは6.4系です。)
enableモードに移行する
cisco機器と同じようなモード体系なので慣れ親しんだ方は説明不要かと思います。
enableモードに入るときは以下のモードに入ります。
(userモードで実行)
enable
抜けるときは「exit」です。
編集モードに移行する
cisco機器と同じようなモード体系なので慣れ親しんだ方は説明不要かと思います。
編集モードに入るときは以下のモードに入ります。
(enableモードで実行)
configure terminal
抜けるときは「exit」です。
設定の大量追加をCLIで行う場合など、Teratermの「設定」→「その他の設定」→「コピーと貼り付け」→「貼り付けの行間遅延」で500ms程度入れておくと安心です。
反応がよろしくない場合には1000msくらい入れるときもあります。
ページングをしない
以下を入力することでコマンド実行結果が一気に出力されます。
ログアウトすると効果はなくなります。
(enableモードで実行)
no paging
設定を確認する
動作中の設定を確認できます。
(enableモードで実行)
show running-config
インターフェースの状態確認
インターフェースの状態を確認できます。
インターフェースを1つずつ確認する必要があります。
以下は1/0番ポートの場合。
(enableモードで実行)
show interface gigabitethernet 1/0
ルートを表示
ルート情報を表示します。
(enableモードで実行)
show ip route
NTPの状態
NTP状態を確認します。
(enableモードで実行)
show ntp servers
現在のセッションの確認
現在流れているすべてのセッションを表示します。
(enableモードで実行)
show datapath session
動作中のアクセスポイントの一覧
以下で動作しているアクセスポイントの状態を確認できます。
動作中のチャネル等を確認できます。
(enableモードで実行)
show ap active
すべてのアクセスポイントのデータベース確認
WLCに一度でも接続したことのあるアクセスポイントをすべて表示します。
MACアドレス・シリアル番号・APの型番などを確認することができます。
(enableモードで実行)
show ap database long
接続している端末の確認
アクセスポイントに接続している端末を確認できます。
MACアドレス・IPアドレス・どのSSIDに接続しているか・どのアクセスポイントに接続しているかなどを確認できます。
(enableモードで実行)
show user-table
バックアップ
flashbackupというWLC全体のバックアップをすることができます。
(enableモードで実行)
backup flash
内部ファイルの確認
以下で内部ストレージのファイルを確認できます。
(enableモードで実行)
dir
リストア
flashbackupからリストアをすることができます。
(enableモードで実行)
restore flash
ライセンスの確認
初期化等を行うとライセンス情報も削除されてしまうのでライセンスのバックアップはしておきましょう。
(enableモードで実行)
show license verbose
APのリブート
APのリブートを行う際は以下です。
すべてのAPをリブートする場合
(enableモードで実行)
apboot all
ap-group内のすべてのAPをリブートする場合
(enableモードで実行)
apboot ap-group
ap-nameを指定してリブートする場合
(enableモードで実行)
apboot ap-name
IPアドレスを指定してリブートする場合
(enableモードで実行)
apboot ip-addr
MACアドレスを指定してリブートする場合
(enableモードで実行)
apboot wired-mac
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