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前回の記事で開発環境の構築は完了しました。それではもうやることは一つです、今回より基礎的なコードを書く練習をしていきます。何事も基礎が大事なのでこの基礎を飛ばさないようにしてください。
前回のおさらい
前回、飛ばされた方もいると思いますが、VScodeを導入した後にHTMLとCSSに触れて軽く操作の確認を行いました。
VSCodeの操作の確認では、「stylesheet.css」と「index.html」というファイルを作成しました。そのことは忘れて構いません(削除してもOK)
今回からはしっかりとPythonの内容に触れていきます。
VSCodeの拡張機能を導入
拡張機能については管理人の一人であるusagimonが纏めてくれたのでこちらがおすすめとなります、私は全てダウンロードしました。
私はmacユーザーなので「vscode-icons」のみ「vscode-icons mac」をダウンロードしました。
目次 1 拡張機能のインストール方法2 おすすめ拡張機能2.1 Japanese Language Pack for V…
また、Python開発なので「Python」は必ず導入し、「Python-indent」や「Code runner」も有用なので導入しておきましょう。
VSCode上でPython用のファイルを用意
それでは前回紹介した方法と同様に、VSCode上でファイルを作成します。作成に使用するフォルダは前回作成した「PYTHON_PRACTICE」フォルダです。
皆さんの記念すべき人生初のPythonファイルですので「my-first.py」としましょう。.pyがPythonのソースコードの拡張子です。
このようにファイルができればOK
printと演算子を使って出力する
では、実際にPythonを体験していきましょう。
文字を出力する
最初はド定番の「Hello World!」を出力していきましょう。
Pythonの文字出力はprintを使います。「Hello World!」を出力するためには
print('Hello World!') または print("Hello World!")
をファイルに打ち込み入力します。文字列はシングルクォーテーションまたはダブルクォーテーションで囲んで下さい、文字出力の時の鉄則です。
ではprint(“Hello World”)を入力できたら、必ずCommand+SまたはCtrl+Sで保存をしてから、右上の実行ボタンを押します。
(この実行機能はCode runnerを導入していなければありません。)
そうすると、下の方にある「出力」の欄に結果が表示されます。ちゃんと「Hello Wordl!」が表示されているでしょうか?
表示されていればOKです。
演算子を使う
数字の計算
先程は文字を出力していきましたが、今度は数字を出力していきましょう。
数字の出力でもprintを使っていきますが、文字と異なりシングルクォーテーションやダブルクォーテーションで囲む必要はありません。
足し算は「+」 引き算は「-」掛け算は「*」割り算は「%」と「/」を使用して計算していきます。実際に体験してみましょう。
以下の3つのコードを入力して、実行してみてください。
演算子 | 例 |
足す、引く | print(1+2+3-5) |
掛ける | print(5*3) |
割る | print(50/4) |
商 | print(50//4) |
余り | print(50%4) |
累乗 | print(2**5) |
出力の結果は次のようになります。
ひとつひとつずつ解説していきます。
・print(5*3)の”*”で計算をしたものは、掛け算になります。
・print(50/4)の”/”で計算をしたものは、少数単位まで割り算をします。
・print(50//4)の”//”で計算をしたものは、50 ÷ 4 = 12 余り 2 の商である12を出力します。
・print(50%4)の”%”で計算をしたものは、 50 ÷ 4 = 12 余り 2 の余りの部分を出力します。
・print(2**5)の”**”で計算をしたものは、2^5 = 32 のように累乗の計算をします。
文字列の計算
さらに演算子を使うことで、文字列を足したり書けたりすることができます。
演算子 | 例 |
足す | print(“Hello” + “World!”) |
掛ける | print(“Hello” *10) print(“Hello” *5 + “World!”) |
実際に試してみましょう。上から順に以下のような出力結果になります。
上から順に説明します。
足す(+)
print(“Hello”+”World!”)は「Hello」と「World!」という2つの文字列を足して「HelloWorld!」としています。
print(“Hello”+” “+”World!”)は「Hello」と全角空白「 」と「World!」をprintで表示しています。
このように「””」で区切っても演算子の「足す(+)」を使えば新たに組み合わせることができます。
掛ける(*)
print(“Hello” *10)は”Hello”を10回掛けています。
文字も掛け算が可能なんです。
print(“Hello” *5 + “World!”)は”Hello”を5回掛けて、”World!”を足しています、このような方法でも文字列を出力することができます。
それでは今回はこのあたりで、次回はint,float,str関数を学んでいきましょう。